千葉さん海上行動 ブログ 2016年からの沖縄での活動記録があります ← クリック 2017年高江 ← クリック
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カヌーチームの千葉です。
文章が長いですが、読んでください。
9月19日(木)、那覇地方裁判所で私の16回目の裁判がありました。
14時50分から私の主尋問がありました。最初の40分は私たちの弁護士からの質問です。残りの40分は国側の弁護士からの質問です。
ご存知だと思いますが、尋問は裁判長の前でたった一人、資料、メモ、筆記用具全て手元になし、勿論スマホ/パソコンなども無し、あるのは自分の頭だけです。
<私たちの弁護士>
1.辺野古の抗議活動はいつからしていますか?
→ 2016年ごろからです。
2.なぜカヌーでの行動を始めたのか?
→川カヌー(渓流カヌー)の選手だったから
3..川カヌーの選手なら水上の安全の研修など受けたことがありますか?
→はい、あります。
4.その内容は?
→天候の急変、1人では川や湖で練習をしない、技術レベルの高い人からの技術指導を受ける。など
5.あなたは何のために抗議活動をしているか?
→大浦湾の自然を壊して欲しくない。世界に誇れる人類の宝と言える貴重な海である。私たちの世代で、それを壊してしまったら永久に元に戻らない。この海は私たちだけの海ではない。次世代の人の海でもある。
6.本件について聞く。あなたが乗っていたカヌーはどこに向かおうとしていたのか?
→K8護岸です。
7.それは何のためですか?
→埋めたて工事を少しでも止めたいから。
8.フェリーバージ(ランプウェイ台船)に向かったのではないか?
→それはない、それらは非常に危険な事は承知している。
9.実際、あなたのカヌーで走った軌跡を描いてください。
→図面上に明確に記入する。(前に国が裁判所に提出した図面は私の記憶とはめちゃくちゃに違う)
10.衝突直前のGB28とどのようなことが起きたか?
→ GB28は左前方からスピードを落とさず向かってきた。私は「危ない、危ない」と大声で何度も警告した。しかし、私に左側からぶつかってきた。
11.それであなたはどうなったのか?
→首近くまでGBの下に潜り込んだ。
その時、死ぬかもしれないと言うものすごい恐怖に襲われた。
12.GB 27があなたに衝突した記憶はあるか?
→ありません。
13.GBの下から這い出してどうしたか?
→ GB 28の艇長に猛烈に抗議したと思う。その最中にものすごい吐き気がして、カヌーの外に何度も吐こうとした。実際吐いたかどうかは覚えてない。その後、現場の責任者である統括官が私のところにやってきて2m位の距離で話をした。
話をしているうちに、ロレツが回らなくなり意識が遠のいてしまった。その後の事は覚えていない。
14.気を失しなってからの事は何か聞いていますか?
→統括官のGBが私たちの船まで行き船長Oさんに「話をしなくなったのでそちらで見て欲しい」とやり取りがあったとのメールが後日、私に入った。
私はそれを聞いて愕然とした。私が目の前で気を失なったのならば、救助のプロが現場を離れず、海に飛び込んで、私の容体を確認するのが先である。
15.意識が戻った時刻を覚えていますか?
→自分の部屋に戻り、ベッドに寝ていたが18時ごろトイレに行時、"紙おもつ" を履いていることに気がつき、ビックリし、どうしてか訳がわからなかった。この時が意識が戻ったと言える。
16.事件後の体調は?
→今(9月19日)現在①首が回らない(左方向約30度、右方向90度)、②右手、中指/薬指がしびれている、③右足底.土踏まずから前のほう半分の感覚がない、④車の運転がものすごく下手になった。バックモニターがある車に買い換えた。⑤うつぶせで寝ることができなくなった。⑥時々夜中にうなされる。
17.臨時制限区域に入っていたことをどう考えるか?
→ 制限区域に入っていた事はわかっている。法律上本当に入っていけないかどうかは不明である。
18.それはどういう意味か?
→これまで何度も海上保安官の統括官に具体的根拠を尋ねてきたが、誰も答えた人はいない。そして、結局この裁判でも国の説明は曖昧である。
19.最後に言いたいこと?
→①工事が続いていることへの怒りと、自分の体の痛みが続いている事の怒りがシンクロしている。
②直接衝突された私が一番わかっているだけでなく、事故の動画を見ても、軽微な接触とのはずはなく、激突しているのは明らか、それにもかかわらず、裁判の場で衝突したこと自体を認めようとしない。国の態度はあまりにも不誠実だと感じる。
<国の弁護士>
1.あなたが乗っていたカヌーはどこに向かおうとしていたのか?
→K8護岸です。
2.写真(動画でない)をモニタに表示
あなたの前方に写っている船は分かりますか?
→ フェリーバージ(ランプウェイ台船)です。
3、とすると、あなたはフェリーバージに向かっています?
→向かっていません。GBが前方から私のカヌーに向かって来たので、一瞬カヌーの向きを右側に変えただけす。
4.今はで臨時制限区域に何回ぐらい入っていますか?
→記録をしてるわけじゃないので、正確には分かりません。
5.スクリーンに私を追いかけて激突&拘束するまでの動画(乙6号:国が出してきた証拠動画) これを見ると、カヌーは最後に右側を2度漕いでGBにぶつかって行っています。
→カヌーを漕いだことがない人はそのようなことを言う(傍聴席から数名の笑い声)、説明します。カヌーにGBが近づいて隊員がカヌーを抑える。その時GB側を漕ぐとブレード(パドルの先の平らな部分)が飛び込んだ保安官の顔&首に入ると非常に危険である。従って、今回は左側から来たので最後の左側は漕がない。結果として右側だけ漕いだように見えただけ。
6.GB28/カヌーが接触後大声でGB28の艇長と話をしている(従って、ケガはしていないと言いたい?)
→交通事故でも、山の事故でも身体に強い衝撃があった場合、例えば①大声で話をしていようと、②ゲラゲラ笑っていようと、③イビキをかいて寝ていようと、それが大きなケガをしていない証拠にはならないことは常識です。
7.右に曲がろばフェリーバージに向う
→ あのような場面ではそのような細かいことまで覚えている人はいないと思います。
8.その細かい事を色々聞かれた
→私は「覚えていません」「分かりません」を連発した。
その途中で突然、国側の弁護士が「裁判長、これで質問を終わります」と言って質問を打ち切ってしまった。40分の持ち時間の10分以上を残して。
私は「えっ」さあ今からだと思っていたのに、国は3本のビデオを準備していた事は分かっていたが最後のビデオ映像乙10号は流さなかった。私は乙10号の中身は知っていたし、ここが勝負と思っていたのでガッカリした事は事実です。
国側はまだ時間が充分にあるのに私への質問を打ち切るのはどのような意味があるのか気になるところではあります。
<私たちの弁護士>
時間が余ったので、私たちの主任弁護士が裁判長の許可を受け、写真を5枚ほどパネルで公開した。
私がGBと衝突しGBの下に首まで潜り込んでいる写真を裁判長、国の弁護士、傍聴席に見せながら「先ほどのビデオにはこの写真の場面は無かった」と5枚ほど示した。
*下記写真を参照
同じ被写体を同じ日、同時に撮影したにもかかわらず、こんなことが有るのだろうか?既に、私は国が出したビデオを詳しく分析しているので、そのことは知っている。私への質問を早々に打ち切ったことと関係あるのか、などと勘ぐってしまう。
<私の感想など>
1.尋問が終わり、傍聴席に向かって歩き始めた時、大きな拍手がありました。本当に嬉しかったです。
2.1時間10分ほどですが、楽しい時間を過ごすことができました。
これも、決して一人でない、多くの人たちのバックアップがあってこそです。
3.裁判の席で自分の意見をハッキリ言うのも気持ちが良いものです。
以上です。
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鈴木 公子 Facebook Okinawa Peace Appeal より
2022/12/12海上行動
千葉さんの記者会見。
昨日12日、千葉さんが記者会見を行い12月9日検察庁へ刑事告訴したことを報告した。
千葉さんは、11月5日海上保安官が操船する高速艇に追突され頚椎捻挫の怪我を負われたが、一切の謝罪もないことから刑事告訴するに至った。
千葉さんは、2021年4月15日二艇の高速艇に追突され頚椎損傷の大怪我を負わされた事件で、現在国賠訴訟中であるが、またも同じような事件で怪我をさせられ今回は刑事告発するという異常な事態は、辺野古新基地建設を止めようとする私達を暴徒として制圧する対象だと思っている海上保安官が招いた暴挙である。
彼等はなんの法的根拠もない、防衛局が勝手に敷設したフロート「臨時制限区域」内に侵入したことを理由に必要な措置をとる、と私達を拘束するが、何か問題が起こると「臨時制限区域」に侵入した私達の側に原因がある、と自分達の正当性を主張する。
しかし、今回千葉さんはフロートの外にいた。
「臨時制限区域」に入っていない千葉さんへ高速艇を追突させながら謝罪もできない海上保安官の責任を問う。
国賠訴訟中に刑事告発しなければならない、度重なる権力の暴力に心身共に強いダメージを受けている千葉さんの痛みを共有して頂きたい。そして連帯と共闘を。
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鈴木 公子 Facebook Okinawa Peace Appeal より
昨日(10月4日)、口頭弁論の事後集会で挨拶する原告。千葉さん。
2022年5月12日15時よりの第4回口頭弁論が終わり、城岳公園で報告会が行われました。
写真は、千葉さんのスピーチと、北上田さんのお話です。
次回口頭弁論は、2022年7月14日(木)15時からです。
鈴木 公子さん Facebook Okinawa Peace Appeal より 2022/0303
今日は千葉さんの裁判、3回目の口頭弁論が那覇地裁で開かれました。
弁護団が頑張って下さり、普通なら書面のやり取りと次回の日時を決めるだけで、数分で終わるのですが、山城弁護士が、前回被告(国)の出した答弁書について、準備書面を読み上げました。
「日本政府は合衆国政府から、保安官が、制限区域内において、海上保安庁法に基づき、海上の安全及び治安を確保するための職務行う同意を得ている。」というが、
1)同意とは、何時、如何なる機関において同意されのか。
2)海上保安庁法に基づく行為とは、具体的に如何なる行為を行う同意を得ているのか。
3)身柄拘束権を含めて、個別承認を要せず、常時、包括的な身体拘束を有するのか。
4)原告に対する船舶衝突行為の海上保安庁法上の海上保安官の権限根拠はなにか。
以上要約ですが、事後集会で、山城弁護士が説明している動画をご覧下さい。 https://www.facebook.com/groups/490558804441325
弁護士団の頑張りに、「支援する会」も力強い思いです。
そして、今日の裁判を傍聴するためだけに一泊で、ヤマトから駆けつけて下さった支援者がいらっしゃいました。
裁判を通して沢山の方々との出会いに感謝すると共に、これからもご支援下いただきますよう、よろしくお願い致します。
尚、次回4回目の口頭弁論は5月12日(木)午後3時からです。
次回期日は2022年3月3日(木)14時30分 那覇地方裁判所
次回期日は2022年1月18日(火)午後2時 那覇地方裁判所
Kenji Kokubun『辺野古に土砂を送らせない!』山口のこえ Facebookより
<- クリックして画像拡大 2021年10月28日
辺野古ブルー・カヌーチームの千葉和夫さんが、今年4月14日、海上行動抗議中に海保ゴムボート(実は強化プラスチック製)の危険な操船によって衝突され負傷したことについて、国家賠償請求をした初公判が、今日、那覇地裁で開かれました。
第一回の今日は千葉さんの意見陳述で終わりましたが、多くの支援者が駆け付け(遠くは東京、千葉からも)、国家暴力を許さない姿勢を明らかにしました。
裁判後は隣の城岳公園で報告集会を行い、あらためて千葉さん、弁護士からの報告を受けました。傍聴は23名に制限されましたが、報告集会には約40名が参加しました。千葉さんは今でも、後遺症に悩まされている状況を述べられました。また、弁護士からは、そもそも海保がカヌーチームの行動を規制する法的根拠がないのだというところから争うとの方針も示されました。
国側は、千葉さんを負傷させるようなあたりではない、適正な行為だったと主張しているようですが、証拠になるビデオもあり、言い逃れを許さない追及をしていきます。
次回は来年1月18日午後2時からと指定されました。皆さんの引き続きのご支援をお願いします。
法廷内の撮影はできないので、報告集会の様子をアップします。
裁判の日程予定
10月28日(木)那覇地裁 11時30より
千葉和夫 Facebookより
2021年4月15日、辺野古K8護岸付近でカヌーに乗り抗議行動中、海上保安庁GBに激突され大怪我を負った。
本日で3ヶ月と2週間、まだ首にはサポーターを巻いている。
海でまともにカヌーを漕ぐことはできない。
本日そのことで民事による国家賠償で提訴しました。
当日の模様を簡単に書くと、
私はK8護岸に着岸するランプウェイ台船に向かってカヌーを漕いで抗議した。
途中まで行くと私の左前方から私の体に向かって一直線にGBが迫ってきた。
私は直前に気が付「危ない、危ない」と叫んだがそのまま私の左胸に激突した。
その惰性でGBは私におおいかぶさってきた。私は船の下にカヌーもろとも飲み込まれそうになったが中に入ってしまうとスクリューで細切れ状態になってしまう。
胸位まで船の下に入ったが、ものすごい恐怖と死ぬと言う思いが走り必死になって体をだした。
そこにもう一隻のGBが右後方から突っ込んできた。
もちろん私は後に目がないのでそれはわからなかったが、後で動画を見てこれは操縦ミスとか、たまたまそうなったのではなく、明らかに私を標的としたものであると確信した。
海の上は広々として見通しがきくが実際はまるで "密室" である。
そこで起きた大きな事件として考えている。
そしてこれは私個人の問題ではなくカヌーを漕ぐ辺野古ぶるーの各個人の問題でもあり、大きく考えれば沖縄が植民地扱いされている問題でもあると考えている。
このような事はヤマトでは絶対起きないことではないでしょうか?
(辺野古ぶるー 千葉)
4月15日のカヌー事故について、7月30日沖縄県那覇地裁に提訴しました。
添付した資料を読んでみてください。海上保安官の恐るべき行為です。
裁判の資料でもありますが、この資料は既に公にしています。
なお、ヘリ基地反対協の中に私を支える会が発足しています。5名の信頼できる強力なメンバーです。
これから長い闘いになると思いますが.実際に起きた事実をなかったことにはできないと思っています。
以上よろしくお願いします。
海上保安庁GBに激突されたときの写真、動画
しかし、GBは回避する事無く、千葉さんの左脇腹に追突する
それでもGB止まらず、巻き込むようにして千葉さんへ乗り上げる。
2台のGBに挟まれる千葉さん
命の危険を感じたと叫び気を失う
その他の辺野古新基地建設反対の抗議活動 Facebook Okinawa Peace Appeal などより
鈴木公子 FBより
鈴木公子 FBより
鈴木公子 FBより
8艇のカヌーが全て拘束され、離岸していくガット船。
鈴木公子 FBより
ベルトコンベヤーへ赤土を投げ入れるダンプカー
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